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ライオンにかまれ重傷=飼育員、おり清掃中―長野

 

26日午前9時35分ごろ、長野県小諸市丁の小諸市動物園から、「飼育員の女性がライオンにかまれた」と消防に通報があった。
嘱託職員の女性(22)が胸や脚などをかまれて病院に搬送され、重傷のもよう。

県警小諸署や消防によると、女性は午前9時半ごろ、園内で飼育しているライオン(雌、15歳)のおりを1人で清掃中にかまれた。
目撃した来園者から連絡を受け、駆け付けた他の職員が女性からライオンを引き離したという。
動物園は午前8時半に開園していた。ライオンはおりから出ていない。

おりがある展示場は、扉を挟んで屋内の部屋とつながっている。
市によると、作業中はライオンを隔離することになっているという。
発見時に扉が開いていたとの情報があり、同署が詳しい状況を調べている。

ライオンの愛称は「ナナ」で、体長は約1.8メートル、体重約90キロ。
2004年、2歳の時に東京都日野市の多摩動物公園から移ってきたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170226-00000039-jij-soci
ライオン飼育員、寝床の扉まで引きずられたか

長野県の小諸市動物園小諸市丁)で26日、女性飼育員が展示用のおりの中でライオンに襲われ、
重傷を負った事故で、飼育員が清掃作業をしていたライオン舎内の寝床から屋外のおりに通じる二つの扉が発見時、
いずれも開いていたことがわかった。

同園では、飼育員が清掃などの作業を行う際には扉に施錠するなどして、動物と飼育員のいる場所を隔離することになっていた。
また、作業する飼育員とは別の飼育員が舎外で警戒に当たることになっていたという。
小諸署は、園側の安全管理が十分だったかどうか調べている。

小諸署や同園を運営する小諸市によると、同市嘱託職員で飼育員の女性(22)を襲った15歳の雌のライオン「ナナ」は、
2月中旬以降、体調不良により屋内の寝床のみで飼育していた。
女性は26日朝、ナナをおりに移し、一人で寝床の清掃をしていたとみられる。
それぞれの場所の間に設けられた二つの扉は、おり側がボタン操作式、寝床側は2種類の鍵で開閉する仕組みだったが、
おり側は半開き、寝床側は全開になっていた。
事故直後、鍵は寝床側の扉の近くや出入り口近くの通路に落ちているのが見つかった。

女性は2015年4月から同園に勤務し、ライオンを担当していた。
女性は、おりの中で襲われていたのを来園者に発見された。
その後、ナナに二つの扉の間まで引きずられたとみられ、別の飼育員2人に救助された。

事故を受けて、小諸市の小泉俊博市長らは26日に記者会見し、「大勢の皆さまに多大なご迷惑をおかけした」と謝罪。
同園は当分の間、休園とするとした。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20170226-OYT1T50143.html
小諸市動物園の人気者ライオン“ナナ”かみつき 飼育員重傷

作家の村上春樹氏が取り上げたことでも知られる長野・小諸市動物園のライオンが26日朝、
獣舎のおりの中で作業中の女性飼育員にかみついて重傷を負わせた。

小諸市によると、担当の嘱託職員大井沙耶香さん(22)がおりの中で作業中にライオンに襲われた。
顎や首をかまれて重傷。意識はあるという。腕や脚に爪で引っかかれたとみられる傷もあった。
来園客が気付いて別の職員に知らせ、駆け付けた男性職員がライオンを追い立てて助け出した。

ライオンの獣舎は、屋外の展示施設と屋内部分が通路でつながり、間に手動と電動の2つの鉄製扉があった。
大井さんは展示施設の通路寄りに倒れており、鉄製扉はいずれも開いていた。

大井さんは1人でライオンの飼育を担当し、この日は屋内を清掃することになっていた。
屋内もおりで仕切られ、通常の清掃はライオンを一方に移して行う手順だった。

ライオンは雌の15歳で、名前は「ナナ」。
04年に小諸市動物園が雄1頭と一緒に多摩動物公園(東京都日野市)から譲り受けた。
14年に雄が死んでから、唯一のライオンとして飼育された。

ナナを有名にしたのが村上氏だ。
15年1月から5月にかけて期間限定で読者の質問に答えるウェブサイト「村上さんのところ」を開設した際に「僕は人生に寂しくなると、ななちゃんのことを思い出します。
僕はななちゃんの檻(おり)の前でずいぶん長い時間を過ごしました」と取り上げた。
老後を案じて寂しさをやり過ごす方法を尋ねた43歳の女性に対し、本来群れをなすライオンが1頭で生きる姿に思いをはせ「でもとても優しい目をしているんですよね。
ななちゃんのことを想(おも)いましょう」と回答した。
この投稿後、小諸市動物園には村上氏のファンとみられる来園者が目撃されるようになったという。

園の関係者は「ナナはこれまで一度も人を襲うことはなかったのに」と困惑。安全の確認が取れるまで休園する。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/02/27/kiji/20170226s00042000292000c.html
ここ数日の間で、ライオンにかまれたという話を結構耳にする事が多くなった気がする。
今回のライオンは13年もの間一度も人を襲うことがなかったとある。
長い年月時間を共にしても野生としての本能は消えないのだろう。
これからも十分注意を払っていってほしい。